1. |
23才
03:16
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ステージに立つ
一人波に背を向け
愛のことも明日のことも
わからないけど歌う
震えているこの胸が指が声が
目の前の光が
怖いくらい動かす
これが若さならば
君にとっての歌をひとつ
僕に見せてほしいよ
ステージに立つ
一人きりで目を開け
愛のことも明日のことも
わからないけど歌う
花が僕のために
生きて生きて生き絶える
大切な花束も
燃えるように忘れる
怖いくらい動かす
これが若さならば
君にとっての歌をひとつ
僕に見せてほしいよ
この舞台の上
９月の舞台の上
選ぶ言葉全てを
優しく届けたいの
この舞台の上
９月の舞台の上
選ぶ言葉全てを
激しく届けたいの
激しく届けたいの
この舞台の上で
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2. |
海のにおい
03:39
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ここらがまだ海でもっと青かった頃
僕らがまだ目の小さな魚だった頃
君が歌っている姿を見た
秋の日曜午前八時
本当の朝を見た気がしたんだ
何も知らないから風は吹くんだ
バラバラに泳ぐのは怖くないわ
この気持ち表せない
水色が眩しすぎて
君の声も微睡んで
なぜか私泣きそうなの
好きなの、あの海のにおい
この坂道を下りるときとき思い出す
昨日の夜雨が降っていたこと
手招きするから小走りになるわ
誰よりも何よりもとかじゃないこと
縁側で踊るふざけた甘いダンス
夜の星ミントの煙
君の影も微睡んで
忘れてしまいそうよ
なぜか私泣きそうなの
秘密のホクロの場所海のにおい
この気持ち表せない
水色が眩しすぎて
君の声も微睡んで
なぜか私泣きそうなの
好きなの、あの海のにおい
好きなの、あの海のにおい
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3. |
平成
02:19
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明日ひとつ時代まわる手鏡の町
歩く走る立ち止まる僕
夜の小石のように
注ぐ少し少し溢れてしまわないように
振り切れるほどの速さでも
私構わないのに
坂道で追いかけて
登りも下りも
好きよ君の目の色
二人きりの丘で星を数えるような
食べきれないほど多く光る
昔の私の気持ち
サイダーの泡 雲の揺らめき 毛先のリズムが
平らに成らないわけを今夜教えたいのよ
少しくらいのジャンプじゃ
越えられない越えられないよ
せめぎ合うこの恋に
転ぶ 転ぶ 転ぶ
明日ひとつ時代まわる手鏡の町
歩く走る立ち止まる僕
夜の小石のように
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4. |
プール
03:32
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今日のまばたきの感覚に
特に意味はない
朝起きてすぐにすることは
特になにもない
すぐに乾かないマニキュアに
特に色はない
流れるプールの水の量
特に気にならない
きみは遠くをみてた
いつか聞いた国との時差
言葉だけじゃ痛いな
手も目も絵も探していたいから
地下道の隅の落書きに
とくに味はない
目の奥の奥のかなしさに
とくに色気はない
ぼくはぼくを睨んでた
猫がぼくを見上げていた
月が猫を見下ろしてた
きみがぼくを見つけた
あの星の距離と三億年比べてみる夜
小さな毛布で眠ること
試されない夜
今日のまばたきの感覚に
特に意味はない
朝起きてすぐにすることは
特になにもない
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5. |
バッファロー
01:42
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やりきれないこの蝉に
明日と名前をつけたくて
やさしいだけじゃ生きられないと
叱るお前にキスをする
月の子供に歌う女の瞼が海になる
タップダンスが切り裂く胸を
誰にも気づかれないように
バッファローバッファロー
迎えにくるなら
熱い熱いココアとハートのクッキー
ピストルは捨てて気が変わらないで
きっときっときっと上手くいく
道路横切るとき気が変わらないで
きっときっときっと上手くいく
バッファローバッファロー
バッファローバッファロー
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6. |
キャミソールの夢
03:00
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キャミソールで街を歩くの
オレンジのフリルもなんにも付いてないやつ
スワンボートを漕ぐように
アボカドの種を取るように
軽やかに軽やかに
キャミソールで街を歩く
キャミソールで街を歩くの
黄緑のスパンコールの付いているやつ
イルカのショーを見るときも
プロレスの試合見るときも
しなやかにしなやかに
キャミソールで街を歩く
パパヤ パパヤ パパヤパヤパヤ
パパヤ パパヤ パパパ ・・・
バイトの面接落ちた日も
デートをドタキャンされた日も
うるやかにうるやかに
キャミソールで街を歩く
スワンボートを漕ぐように
アボカドの種を取るように
軽やかに軽やかに
キャミソールで街を歩く
キャミソールの夢よ
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7. |
枯れた花
01:09
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しおれて首もたげて
お前昨日までの輝き
どこへ消えたの
ベランダ陽を浴び
歌う唄に
歌詞はなくても
水を替えて
本を捨てて
あとはお前を想うだけ
寂しいお前を想うだけ
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8. |
コメダって行ってよ
04:04
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本物はどこにあるの
この軽トラックで行けるって言ってよ
この歌はどこに届くの
海の向こうのコメダって言ってよ
僕は今夢を見てるの
一面には四葉のクローバー
君の影が近づいてくるよ
桃とは少しちがうピンクのフレイバー
誰が今恋をしているの
君にちょっとときめいているよ
ライ麦畑で逃げ切りたいよ
靴擦れだってもう噛みしめたいような気持ち
わかるって言ってよ
僕は今ちょっと変わりたいよ
いくつになったらバックで駐車できるの
いまどき黒い髪は流行らないの
短い爪じゃ色気ないの
楽しくないのに笑いたくないよ
ありのままを愛していたいよ
正直だけが正しさじゃないよだから
寒がりのふりしてもいいような気持ち
わかるって言ってよ
本物なんてどこにもないの
この軽トラックじゃどこにも行けないの
こんな歌はどこにも届かないの
海の向こうにはコメダなんてないの
それでも僕は今歌いたいよ
本物はどこにあるの
この軽トラックで行けるって言ってよ
この歌はどこに届くの
海の向こうのコメダって言ってよ
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9. |
若者たち
03:11
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明日からは君も僕も
つまらないくらい
嘘みたいにただの友達
星も見えない海も見えない
狭い部屋で
なんか悔しくて踊る
夏が来るまで
流れてゆく夜の中に
置いて行かれた
一人きりの犬のきもち
大事なことを知ったふりしてる
ことを知ってる
大人の顔して笑う
僕を見ないで
わざとすねてみせたり
わざと苦いコーヒー飲んだり
海を見に出かけたり
強くないこと気づきだしたり
先はいつも読めない
酒もいつも飲めない
恋は凄い
恋はつらい
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10. |
ウーロンハイ
03:28
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飲みにいこうよ飲みにいこうよ
手相見たりしないから
まぶたまつ毛全部眠そうに
笑うきみの顔がみたいのさ
飲みにいこうよ飲みにいこうよ
手相見たりしないから
飲みにいこうよ飲みにいこうよ
手相見たりしないから
本当はなにを見ているの
メガネ外したきみ知りたいのさ
飲みにいこうよ飲みにいこうよ
手相見たりしないから
真夜中の道
アイス買ってあげる二時
だからもうちょっと帰らないで
一緒に朝陽見るだけ
きみが歌った鼻歌は夜のまちに消えちゃた
光の速さで３億年先まで行っちゃった
そんな目で俺を見ないで
わざとらしく目そらさないで
そんな目で俺を見ないで
一緒に朝陽見るだけ
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11. |
Sputnik
02:38
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車中ドライブシート左ハンドルのボルボ
見たことないコバルトブルー輝くボディの
トランクひとり潜り込んでじっと息を止めて
勝手に動きだすタイヤ誰も止めることはない
宇宙・宇宙・宇宙
時速7006キロスプートニクの仔犬が
さみしすぎてさむすぎて涙一粒落として
地球のどこか隅の方に花をひとつ咲かせた
もう二度と止まることも変えることもない
時速9100キロスプートニクの仔犬が
さみしすぎてさむすぎて涙一粒落として
地球のどこか隅の方に花をひとつ咲かせた
もう二度と止まることも変えることもない
宇宙・宇宙・宇宙 うちゅう
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12. |
勿忘草
00:43
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13. |
水平線、助走、レモン
03:49
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広がるだけ広げた胸に
飛び込ませたいのきみを
水平線の向こうから
助走つけて格好つけないで
レモンのにおいで包むわ
君だけを君だけを
この頃ちょっと悔しいの
朝起きるのもめんどいの
昨日はバカって言われたし
いつも目に自信がないし
だけど、いいの
それでもいいの
君の嫌いなことば
僕は言わないよだから
広がるだけ広げた胸に
飛び込ませたいの君を
水平線の向こうから
助走つけて格好つけないで
気持ちのままに抱きしめる
君も君も君も
みんなにとっての神様は
ぼくにとっての悪魔かも
ぼくにとっての天使は
君にとってのなんなの
正解はひとつだけなの
それ以外は間違いなの
世界はひとつだけなの
ここ以外はひとごとなの
広がるだけ広げた胸に
飛び込ませたいの君を
水平線の向こうから
助走つけて格好つけないで
レモンのにおいで包むわ
君だけを君だけを
広がるだけ広げた胸に
飛び込ませたいの君を
頼りないこの私の胸に
情けない君
強がりな君
包むこむ力ください
ぼくに君の強さを
弱さを見せてください
抱きしめるから
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